製品に関わる木について

WOOD

製品に関わる木について

イバタインテリアが使用している
様々な銘木たち。

木にはそれぞれ様々な特徴があり、色味も風合いも様々。その木にしか現れない希少な木目も存在します。弊社が製品に使用している主要な樹種のご紹介いたします。

オーク材OAK

曲木と機械加工に適した材木

木質は重硬で、機械加工しやすく曲木に適した木材です。曲木は、家具の美しさと座り心地や背あたりの良さを引き出す、難易度の高い技術です。オーク材を扱うことで、高難易度の技術と耐久性を兼ね備えた家具が生まれます。
オーク材はアメリカ東部に広く分布し、産出量も多く、広く普及している木材の一つです。イバタインテリアでは、その中でも木目・良材が出やすいと言われる東北部のものを優先的に使用しています。

  • 虎斑(とらふ)

  • オーク節

一般的に木目は通っており、木肌は粗くなっています。辺材は淡い紅色を帯びた白色、心材はくすんだ淡い褐色で、区別は明瞭です。大きな特徴は、柾目面に現れる斑(ふ)と呼ばれる縞模様です。虎柄のように見えるものは虎斑(とらふ)と呼ばれ希少とされます。

ウォルナット材WALNUT

希少価値と装飾性の高い、
人気の材木

ウォルナットは、植生と生長量が森林蓄積量の 1%とも言われ、非常に希少価値の高い木材の一つに数えられます。木理が美しいことから、高級家具材や工芸用材、楽器材として用いられます。また、衝撃に強いことから銃床材としても重用されています。
人気の高さから年々入手が難しくなっている木材の一つです。イバタインテリアでは、最高級のFASグレード材を使った家具を製造する一方で、天然のウォルナットそのものを味わえる「節あり材」の家具も積極的に取り組んでいます。希少性が高いからこそ、大切に使い切っています。

  • ウォルナット節

  • 褐色の心材部分と乳白色の辺材部分

辺材は乳白色。心材は淡褐色から濃褐色である。木目は一般的に通っているが、時には美しく、装飾的な波杢や縮み杢が入ることもある。濃い色の心材は紫外線にさらされることで、年月とともにまろやかな色合いへと変化し、味わい深さが増してきます。

メープル材MAPLE

様々な用途で用いられる
万能木材

アメリカ現地では家具だけでなく、内装造作材、キッチンキャビネット、ドアなど広く利用されるポピュラーな木材として一般的に用いられています。機械加工しやすく、塗装性の良さや、乾燥後の狂いが少ないなど、利点の多い木材の一つです。
メープル材はアメリカ北部に広く分布していますが、イバタインテリアでは家具用材としての強度を兼ね備え、曲木に適した樹種のみを厳選して輸入しています。製材所との綿密な関係が良材の厳選を可能としています。

  • ピスフレック

  • 縮み杢

辺材は灰白色で、心材は淡褐色から濃赤褐色をしており、主に辺材部を使っています。メープル材には時折、縮み杢と呼ばれる装飾的な木理や、成長の過程で養分を集中させた黒い「かすり」と呼ばれる跡がみられることがあります。

チェリー材CHERRY

使えば使うほど味わいが増す
高級家具材

アメリカ東部に広く分布しますが、森林備蓄量が広葉樹の 2%程度と希少性の高い木材です。紫外線にさらされると年月とともに色が濃くなる傾向にありますが、その味わい深さがチェリー材の醍醐味とも言えます。
希少価値が高く、繊細で滑らかな仕上がりを見せるチェリー材はシリーズを限定しています。希少価値が高く、装飾性に重きが置かれる木材ゆえ、経年変化を愉しむモダンな高級用途としての人気が高いです。

  • ガムスポット(ヤニツボ)

  • ブラックチェリー心辺材

心材の色は淡赤褐色から濃赤褐色まで様々で、紫外線にさらされることで濃くなります。対照的に辺材は乳白色で、心材と辺材の濃淡がはっきりとしています。所々に褐色のガムスポット(ヤニツボ)が見られ、木材の成長を感じられます。